眼精疲労の仕組み

長時間のデスクワークやスマホの閲覧で、目の疲れを感じている人は多いのではないでしょうか?

仕事だから我慢する、スマホを止められない、といって放置してしまいがちですけど、目の疲れは放っておくと全身的な血流障害にまで至ることがありますので、十分に気を付けてください。

そもそも目の動きというのは、水晶体を毛様体筋が調節してピントを合わせていて、この毛様体筋を調節しているのが自律神経なのです。

眼精広津
眼精疲労
交感神経が優位になると遠くにピントがあうようにあり、副交感神経が優位になると近くにピントがあうという仕組みになっているのですが、現代の生活では、どうしてもこの2つの神経の矛盾が出てきてしまいます。

というのも、仕事などでは適度な緊張感があり、どうしても交感神経が優位となります。 しかし、交感神経が優位な場合は遠くにピントを合わせるのですが、デスクワークなどであれば、近くにピントを合わせなければなりませんので、副交感神経が活発になるのです。

このような状態が続いてしまうと、自律神経が疲弊してしまい、眼精疲労が引き起こされるのです。 さらに、眼精疲労がたまってくると、血圧が上がり、交感神経の強い緊張状態になり、これが続いてしまうと疲れがどんどんと溜まってしまい、ついには全身の血流が滞るようになり、やがては組織破壊を起こしてしまうのです。

ですので、眼精疲労だなんて、軽く考えてはいけないのです。

とはいえ、仕事はしなければ生活はできませんし、このような場合は、適度に休息をいれるようにしましょう。

例えば1時間パソコンで作業したのであれば、10分から15分くらい休憩をとるなど目をリラックスさせてあげるのがいいでしょう。

なかにはさぼっているなんて思われるかもしれないから、ちょっと嫌だななんて思われるかもしれませんが、このように休みながら仕事をしたほうが絶対に効率的ですから、試してみてください。